しながわ音楽教室violin講師の吉田勢良乃です。
今回は普段レッスンをどのように進めているか、ご紹介しようと思います。

基本のパターンとして、まずは音階の練習です。
好きな曲を弾けるようになりたい！という思いを皆さんお持ちだと思いますので
曲の練習にたくさん時間を割きたいところですが、やはり準備運動は大切です。
練習している曲に合わせた音階で、まずは身体をしっかり使っていきます。
音階以外にも開放弦（左手は音を押さえない）で弓をたっぷり使ったり
一つずつ音が上がっていく音階（♪どれみふぁそらしど〜どしらそふぁみれど〜）の他に
アルペジオ（分散和音。♪どみそ〜）を弾いたり、和音を弾いたり生徒さんに合わせて
課題を出しています。
音階の練習の時は弓を端から端まで、たっぷり使って弾いていきます。
テンポもゆったりと。
楽器の構え方、弓の持ち方、姿勢などなど基本的なところを意識してレッスンしていきます。

身体がほぐれてきたら曲の練習です。
まずは最初から最後まで、練習してきたところを聴かせていただいています。
長い曲や体験レッスンの場合は途中で止めたり短く区切っていくこともありますが
全体を聴かせていただいて、今日のレッスンはどこを重点的に進めようか、
全体の流れはどんな感じに弾けているのか考えます。
生徒さんが気になっているところ、わからなかったところがあれば
その部分をレッスンしています。

30分のレッスンだと音階と曲であっという間に時間が過ぎてしまいます。
60分レッスンの場合は音階と曲の間に練習曲（カイザーなど）を入れる場合もあります。

今回ご紹介したレッスンの流れは本当に基本的なところです。
例えば学校の課題などがあれば（かつ、ある程度基本が身に付いていれば）音階は抜かして
曲のみになることもありますし、逆に始めたてや、弾き方に癖がついてしまいそうな時は
曲よりも音階や開放弦の練習に重点を置くこともあります。

生徒さん一人一人も違いますし、先週のレッスンと今週のレッスンで状況が違っていることも
当然あるので、様子を見ながらその時々に合わせたレッスンを心がけております♪